木工DIY・日曜大工を続けていると自分の好きなデザインや好きな家具を自分製で全て埋め尽くしたい衝動に駆られると思います。
自宅に自分の作った家具で埋め尽くしたい！
しかし、注文住宅ではそうはいきません。
大体便利な既製品や造作家具を提案され、パートナーや家族がその提案に「いいね」と乗ってしまい、自分の家具製造の機会を奪われてしまいます。
お客様の利便性を考えると、この造作家具を設置すると良いですよ！
うわー★素敵★
せっかくの新築だからプロの家具がいいなあ。
ほぼこのような結果になると思います。
自分でも作れる家具を造作家具に奪われ、自分の技術を振るうことができなくなるのです。
さらにオプション代金もかさむのは言うまでもありません。
これはDIYerとしては完全に機会損失です！
この記事では、木工DIYを志す人が、住居を購入する場合に自分のDIY経験を存分に活かすため、注意する点をお話しする記事です。
それでは順番に解説していきます。
電源が使えない場所でDIYする可能性のある方は、ポータブル電源の詳細記事が有益↓
造作家具がほぼ無いシンプル構造の住宅を選択できる
注文住宅を建てようとすると、たくさんの打ち合わせやアイデアの提案で頭がパンクしてしまいそうになった友人をたくさん見てきました。
こだわりの造作家具、こだわりの床、こだわりの間取り（ややこしい動線）などたくさんの知恵を植え付けられ、２０年後住みにくい、時代遅れの家になってしまいがちです。
造作して固定してしまうのは本当に危険で、ただの物置になるかスペースが死んでしまう原因になってしまいます。
介護になったらどうするのか、自分達がその家を出ていくことになったら売れるのかなど、個人の趣向で作り込んでしまうと未来に自分が困る家づくりになってしまいます。
そこでおすすめなのが、その土地に馴染んだ設計で、万人が暮らし易い間取り、余計な造作家具のない建売住宅です。
万人が住み易い住宅は、１０年後も２０年後も、少なくとも個人の趣向が入りまくった住宅より価値の保全がされているはずです。
手作り家具（木工DIY）で生活は豊かになり、おしゃれな空間を作れる
手作り家具で生活は豊かに便利になる
木工DIYで家具を作ると言うことは、最大限に使う人（自分や家族）のことを考えたものになるのは言うまでもありません。
隙間を活かした棚や家族の人数に合わせた机、子供の成長に合わせた家具などを「人」に合わせて作ることができるのです。
既製品やプロが作った家具ではそうはいきません。
家具に人が合わせるのではなく、人に家具を合わせるのです
量販店の家具ではだめ。安く価値を持たせるなら断然自作の家具
今の時代、家具の量販店がたくさんありますが、家に予算を使い果たし、家具を量販店で統一する人が結構います。
これ最悪です。安物の家具は絶対にバレます。
それよりも少し隙間が空いていても、少し塗装にむらがあっても、自作家具で囲まれている方がおしゃれだと思いませんか？
建売住宅を選ぶと家具のサイズが確定しており、設計がし易い
建売住宅は、完成品の家を内見することができ、家具の置き場や隙間のサイズを引き渡しまでに測ることができます。
自作家具を作るには最適の状況です。
サイズが確定していると、DIYerにとっては設計がしやすく、制作の時間を大幅に削減することが可能になります。
注文住宅ではそうはいきません。
まずは設計の相談から入り、地盤強化、基礎、構造、棟上げ、内装といった職人さんたちの職場となるので、DIYerが入ってどうのこうのできる余地はありません。
シンプルな箱（建売一戸建て）に自作の家具を入れて、どう生活を作っていくかワクワクしますよね。
【建売住宅・中古住宅】シンプルな箱を手に入れることで自分のオリジナルの空間を作ることができる
設計からおしゃれに自分の生活に合わせた動線を作って、壁紙はこれで、吹き抜けを作って・・・
これでは完全に人任せの設計者の感覚に頼った家づくりになってしまいます。
スタートはシンプルな箱。
徐々に作り上げていく感覚こそ、我々DIYerの求めていることだと思います。
キッチン前のカウンターテーブル、子供のおもちゃの棚、テレビ台など自分の好きな材料で自分の魂がこもった作品が新しい家に並ぶ。
これは最高の家づくりの一つだと思います。
庭にはウッドデッキを作りましょう。
自分のDIYスペースを作りましょう。あっ、道具を入れる小屋を作らないと。
量販店で買ったダイニングテーブルを捨てて、一枚板のテーブルを自作しよう。
無限に構想が広がります。
これこそ理想の家づくりのひとつであり、オリジナルの空間を作るということだと思います。
DIYerであるなら、設計の人に理想をいうだけというのはやめときましょう。
作った家具を簡単に作り替えることができ、常に必要で自分デザインの物に変更できる（新しさを失わない）
注文住宅のような造作家具をたくさん取り入れた設計の家を買うと、家具を使わなくなった時にただの物置になってしまうのがオチです。
自分でDIYした家具だと、バラして新しい命を吹き込むことができるのですが。
同じものが同じ場所にあると人間飽きてしまい、空気のような存在になって、新品の間のフレッシュ感がすぐに廃れてしまいます。
DIYで作った家具は移動もできるし、色を変えることも可能です。
自分で作ったものなので、「もったいない」と言ってリニューアルするのをためらうこともありません。
全てにおいて合理的、経済的でもあるのです。
【建売住宅・中古住宅】何より経費を節約できるので、DIYの材料費の予算をしっかり確保できる
注文住宅をやめて、中古住宅や建売住宅に変更するだけで、予算はかなり浮いてきます。
家具を作る材料費に充てることができますので、憧れの一枚板でダイニングテーブルを作ることもできるのです。
普段のDIYでは、絶対に買わないような材料でDIYできる幸せ。
こんなDIYerとして絶好の機会は一生に一回しか訪れませんので、【箱スタートDIY】やってみる価値がありそうです。
当然私は建売住宅で、家具を作りながら子供や奥さんも巻き込んで、DIYで家づくり（家具リニューアル）を８年経った今も継続中です。
次は２階のテレビ台を作ろう。
空間づくりは楽しいですよ。
というようにDIY生活を楽しんでいます。
木工DIYをしている人はシンプルな建売住宅や中古物件を購入する方が絶対に幸福な理由５選 まとめ
一見、注文住宅で奇抜な間取りの住宅を建てることや造作家具盛り盛りの家を建てることはクリエイティブに思うかもしれませんが、住宅のプロが考える設計や造作は今までのケースの組み合わせであることが多いです。
本当の意味でそれをずっと好きでいられるのか。
DIYerであれば、自分の自慢の家に、自分の作った家具を置きたくなるものです。
それなら、中古住宅や建売住宅の万人受けする箱（住宅）を手に入れ、自分のDIYで自分のオリジナルの空間を作り上げていくことが本当のクリエイティブな行動だと思います。
一生涯、自分の好きな物や誇れる物に囲まれて生きていくことは本当に幸せなことだと思います。
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