ベランダや庭にちょっと座れるベンチがあったら良いのに。
買ったら高いし、作れないかな?
作れます!ホームセンターの材料でできます!
ベランダや庭にベンチがあれば、朝の気持ちの良い屋外で飲んでくつろぐことができますし、子どもが遊ぶのを気楽に見守ったりすることができます。
ちょっとでも「作りたい」という衝動が生まれた方は、このブログの動画と写真をざっと見ていけば大体のやり方がわかるようになっていますので、是非参考にしていただければ幸いです。
この記事では、屋外ベンチの作り方を動画、写真で視覚的に理解できるように表記しています。
- 動画と写真を最後まで見て「やってみよう」と思ったら参考にしてください。
- 記事の後半はこのベンチ作りで使った道具を載せています。日曜大工・DIYの生命線は道具ですよ。
【屋外ベンチをDIY】材料と寸法を整える
屋外のベンチは座面に隙間が必要です。ホームセンターの木材を使うとなると、メジャーな幅は105mmとなます。今回はゴツい材料で作りたかったのでこのサイズにしましたが、2×4材や座面は1×4材でも十分素敵な屋外ベンチが出来上がると予想します。
サイズの決め方のおすすめの方法は以下の通りです。
身の回りの実際の製品を参考にサイズを決めることは、大切です。
自分の座りやすいサイズが決められるのは、DIYならではの特権ですので、参考にするベンチに実際座ってみて数センチ変えて自分のサイズを決めるのをお勧めします。
各パーツのサイズは、例えば、高さが地面から座面まで450mmなら、座面の材料の厚みと座面に接する板の厚みを引いたサイズが脚の材料のサイズとなります。
この計算をする時には、必ずどこかにラフスケッチを描いて考えていきましょう。
人間頭の中で計算していると、何かが抜けてしまうものです。
【屋外ベンチをDIY】強い構造を作るため溝を切る(大入れつぎ)
一つ前に書いた記事に大入れつぎの詳細を書いた記事がありますので、リンクをつけます。
【木工DIY・日曜大工】スライド丸ノコで大入れつぎをする方法(動画付き)2×4材でもできる
スライド丸ノコがあれば、大入れつぎが簡単にできてしまいます。
手持ちの丸ノコでもできますが、できたらスライド丸ノコで簡単綺麗な継ぎ目ができることを体験してほしいと思います。
上のリンクで大入れつぎに適したスライド丸ノコも紹介していますので、参考にしてください。
エントリーモデルで最高なのは下のやつです。
【屋外ベンチをDIY】脚を組み立てる
接続部はボンドをつけて、ダボ穴をあけてからビス打ちをしましょう。
ボンドに関しては屋外は防水ボンドを使うのが一般的です。
屋内用なら定番のコニシボンドで十分です。
木工DIY・日曜大工で使うボンドの使い分け(コニシ、ゴリラウッドグルー、タイトボンド)
ビスはできるだけ長いものをつかいましょう。ここでは65mmをつかいました。
写真のように、大入れつぎを採用していると、組み立てが超簡単にできます。
溝にはめてビス打ちができますので、この下準備あなどれません!
【屋外ベンチをDIY】脚をつなぎ合わせて四つ脚にする
二つ脚に蓋をすることと、二つ脚をつなげて四つ脚にする作業です。
基本は写真を見て組み立ててみてください。
真ん中の二つ脚同士をつなげる構造としては、相欠きという技術を使います。ただ上からビス打ちするだけではおそらくグラグラのベンチができあがります。
相欠きについては下の動画をどうぞ↓
相欠きを使わないなら、側面に棒をつっぱらせる必要があります。下の写真参照↓
構造に関してはベンチの前後方向は短いので、なんとでもなりますが、左右横方向は長いので突っ張らせるか、相欠きなどで強度を保たなければなりません。
【屋外ベンチをDIY】座面を(天板)一つの板にする
端材を細かく切って板と板の間に挟んでいきます。
屋外ベンチは座面に隙間を作って、雨に濡れても水が落ちやすいように設計します。
均等な隙間ができたら、裏をビスでつないでひとつの板にしていきます。
2本ずつビスでとめたらしっかりとするはずです。
できるだけ3箇所以上つなぎの板をいれましょう。
【屋外ベンチをDIY】脚と座面を接合する
脚と座面(天板)の組み立ては、できるだけ目立たないように下からビス打ちをしましょう。
ビス打ちはダボ穴をあけて適切なビスのサイズを選んで作業に取り組みます。
※ビスはダボ穴(大体10mm)の深さを計算して適切なサイズを選択しましょう。
【屋外ベンチをDIY】下からビスどめできない箇所は座面から打つ
座面を傷つけずに下から全てのビスどめができるといいですが、やはり座面から打つことも強度を保つ上では重要です。
四隅の同じ位置に印をして、ダボ穴をあけ、ビス打ちをしていきます。構造によっては座面からのビス打ちは必要ありません。今回は座面に接する台座をななめ切りしたので座面からのビス打ちをしていきます。
【屋外ベンチをDIY】サンダーで全体を磨く(仕上げ作業)
面取りはトリマーで均一にしておくと尖った板のままより「おしゃれ」で「かわいく」なります。
座面を中心につるつるに磨いておきましょう。おすすめはマキタのランダムサンダーを一つもっておくと磨き作業が素早くできます。手磨きはおすすめしません。時間がかかりますし、「めんどうだな」ということを少しでも効率化しておくことで大きく継続につながります。
ランダムサンダーのペーパーが高い!と思っている方は詳細記事へ
【屋外ベンチをDIY】最終仕上げについて(塗装など)
角をジグソーを使って丸めておくと安全なベンチになります。これをするときは以下の順番でやりましょう。
- ジグソーで角を丸める
- トリマーで面取りをする
- ランダムサンダーで仕上げ磨き
屋外塗料のおすすめはキシラデコールですが、値段がお高いのでホームセンターで気に入ったものを購入するといいと思います。
基本は2度塗りをしておきましょう。
1年ほど経って塗装が剥げてきたところで塗り直しをします。これをすると雨風日光に非常に強くなります。基本塗り直しでさらに強い塗装になりますので、メンテナンスも楽しみましょう。
【屋外ベンチをDIY】使った電動工具や塗料
スライド丸ノコ
スライド丸ノコはこのエントリーモデルで十分です。このモデルなら溝も切れて「大入れつぎ」も「相欠き」もできますのでおすすめです。4万円強。
ジグソーおすすめ
角を丸めるために微妙に必要な道具です。曲線切りができるようになりますので、初心者脱却には必要な道具だと思います。マキタかハイコーキが当然おすすめですが、ホームセンターオリジナルのやつでもジグソーなら結構使えると思います。
ランダムサンダー(マキタ一択)
ランダムサンダーは個人的にはマキタ一択でいいと思います。他のやつはすぐに使えなくなりますし、長期的に使うことを考えるとマキタは頼れる相棒になると思います。
コード式と充電式どちらも○
塗料おすすめ(キシラデコール)
屋外の塗料なら絶対にキシラデコールをおすすめしますが、少々高いのでホームセンターで安価なものを使ってもいいと思います。しかし、どの塗料を使ってもメンテナンスが必要です。
濃いめの色↓他にはチーク、ウォルナットなど
薄めのいろなら↓他にはスプルース、やすらぎ(透明)など
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