漫画(マンガ)の棚を作る。今回は「スラムダンク」「鬼滅の刃」の全巻を買ったので、これを階段の踊り場(結構広い)に置く、ディスプレイするための棚を作りました。漫画(マンガ)の棚を紹介します。
好きな漫画をディスプレイしたい方は参考にしてください。
初めに大体の長さを測る DIYの設計は適当でOK
とりあえず内寸を測ります。漫画を立てて分厚さが合計でどれだけの長さになるか測ってメモします。
私のスタンスとしてはきっちり設計するとそれに時間がかかり、時間だけが過ぎ、やる気もどんどんなくなっていくので、簡単に。マンガが入る幅の1〜2cm余裕を持って設計。
これをすることで、横の側板のサイズが決まります。
底上げの30mm+マンガのサイズ200mm+棚板の厚み30mm=260mm×2枚
設計は本当にテキトーに、間違ってはいけない場所だけは注意してしっかり表記し、後は実寸で合わせていけばいいので、ここに注力し過ぎて燃え尽きないようにしましょう。
側板を切って材取り。DIY/日曜大工
260mmの長さで2枚の材料を切り出します。スライド丸ノコで一発カットしましょう。または、ホームセンターで切ってもらいましょう。
一家に一台スライド丸ノコ>>https://aozorakoubou-diy.com/slidemarunoko/150/
棚板を取り付ける溝を切る。DIY/日曜大工
溝を切る前にスライド丸ノコの設定をする必要があります。
写真のように端材をスライド丸ノコの壁側に設置する必要があります。それは丸ノコの特徴を考えてもらいたいのですが、丸ノコは鉛筆のある真ん中が一番深く材を切ることができます。端材を設定しないと手前が深く、奥側が浅く切れてしまうのです。溝を切りたい材の奥側が丸ノコの真ん中を超えないと同じ深さの溝を切ることができません。
右側の動画のようにスライド丸ノコのサイドにあるつまみを「カチッ」と出してネジ付きのつまみをくるくる回して深さを調整してください。溝の深さは7mm程度で十分です。あまり深く設定すると、25mmの側の板が弱くなり、棚板とジョイントするビスも効かなくなるので10mmの溝は深すぎます。
注意:端材のサイズは幅55mm以上のものを使ってください。
あとは下の動画のように
スライド丸ノコで側板の溝を切る動画です。気をつけたいのは、深さをしっかり設定すること、切りたい板の前に端材を置いて、溝の深さが変わらないようにすることです。
スライド丸ノコの扱いには十分注意してくださいね。
棚板を設置する
溝を切っているので棚板のサイズは慎重にしなくてはならないです。実際に漫画を置くサイズに溝の7mm×2を足して材料とりをしなくてはなりません。くれぐれもこのように書き出してから材料とりをしてください。短く切ってしまっては、取り返しがつきません。長かったら切ったら大丈夫なんですが。
ぐねぐねを切る ジグソー
ぐねぐねを切る。これは側板と棚板のサイズが違うことによって可能です。側板が210mm、棚板と天板が180mm。30mmの差を使ってぐねぐねを切っています。
棚板の幅に印をして墨付けする。
棚板との差のところにテキトーにぐねぐねを書く。コンパスなどは不要。きっちりしすぎると大変だしうまくいかないのでテキトーが最高のやり方です。
緑の線をジグソーで切っていきます。ジグソーは途中「ガタガタ」と揺れる時がありますが、我慢して切っていくとうまくいきます。
ジグソーは思い切りが必要です。少しずれてもゆっくり線に戻っていけば大丈夫です。
トリマーで丸く面取りすることで、ぐねぐねがより柔らかく可愛くなります。
全てのパーツを磨く ランダムサンダー
手磨きは本当に辛いので、ランダムサンダーを購入するのが絶対的にコスパがいいです。
#120をはじめにかけて、水で濡らし、表面をけば立たせてから#240で再度仕上げ磨きをしていきます。ランダムサンダーはペーパーのランニングコストがかかるため、なかなか購入するのがハードル高いですが、クオリティを上げるのには必須アイテムです。
ランダムサンダーはホームセンターオリジナルものや、中国製、日立工機と試しましたが、検証の結果マキタ一択です。今のハイコーキはどうかわかりませんが、日立工機時代のランダムサンダーはサンディングの偏りがあり、すぐに使うのをやめました。今はマキタのラインナップにコード付きと充電式がありますので、どちらでも。ランダムサンダーは使用時間が長くなりがちなので、コード付きが私は好きです。
天板を切る スライド丸ノコ
天板のサイズは図のように大入れ接ぎをしたところを正確に測って天板のサイズを決定する。
決まった天板のサイズにスライド丸ノコで一発カット。
組み立て インパクトドライバー
ボンドを溝全体に塗っていきます。これもラフな感じでOKです。楽にやっていきましょう。
溝に棚板をはめていきます。はみ出たボンドは、水に濡らしたウエスで拭きましょう。拭いておかないとあとで後悔します。
ボンドをつけた仮組みが終わったら、次はビスを打っていきます。
ビスを打つときは必ずダボ穴(8mm)を先にあけておきます。ビスを隠す効果と、木が呼吸してくるう時がありその時のビスの遊びを作っていると思っておいてください。
しっかりビスを打っていきます。付けたい板の2倍くらいの長さのビスを選んだら大丈夫です。
●側面から打って次に天板を打ちます。
●天板のビス打ちをするときは必ず側板を天板に合わせるようにクランプなどをしようしてもいいかもしれません。手で側板を押しながらぴったりのところでビス打ちをしてしまうと、天板と側板がぴったりと合うはずです。
木工は強引なこともたまには必要です。
仕上げのダボでビスを隠す 金槌 アサリなしノコギリ
8mmの丸棒を8mmの穴に入れていきます。入りにくい場合は、「木ゴロシ」と言って金槌で先端だけ叩いて圧縮してねじ込みます。
その後、アサリなしの鋸で穴からはみ出した丸棒(ダボ)を切っていきます。
組み立てられたら、手が触れるところや危なそう、デザイン的に丸みがあったほうが良さそうなところにトリマーで面取りをしていきます。
トリマーはしなくても、カンナかランダムサンダーで面取りはしておきましょう。
最後の最後はランダムサンダーでダボ箇所を磨き、塗装です。
当たり前ですが、またまた磨きます。#240でダボを打ったところを中心に磨きをかけます。指で触って自分の納得いくクオリティなら、ラストの塗装に行って大丈夫です。
自然塗料の塗り方は>>https://aozorakoubou-diy.com/natural-wax/288/
完成!
まとめ
すごいたくさんの工程がありましたが、必ず途中で間違ったり、ミスったりするところがあると思います。そのときは落ち着いて、リカバリーする方法を考えてください。リカバリーの方法をこれからこのブログで載せていきますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
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